2008年06月11日

大正4年国内旅行4 東京

alb6-14.jpg菅野力夫の大正4年国内旅行
第2回世界探検旅行から帰国。東京駅で歓迎の様子を伝えるアルバムと新聞。
アルバムには「日本力行会、東京自転車業組合の歓迎 大正四年九月二十七日」とあり、東京の新聞は、東京毎夕新聞、東京夕刊新報、夕刊中央新聞、東京毎日新聞、萬朝報の5紙が菅野の帰着を伝えている。以下は東京毎日新聞の記事の要約。
東京毎日新聞 大正四年九月二十八日 第一万四千五百九号
「世界無銭旅行家 菅野力夫帰る」
日本力行会員にして世界探検旅行者たる福島県郡山の菅野力夫(29)は、去る四十四年中始めて志を樹て行程三萬五千哩閲日二ケ年半に亘りペルシャ国境に於いて軍事探偵の嫌疑を受け怨を嚥んで昨年二月帰朝し、更に昨夏八月第二回の壮途を抱き双輪を駆って東都を発足這度は寒地を選びてバイカル、イルクック、モスロウ、ベトログラードを経て欧州戦乱地に進入せんとしたるも不幸病魔の冒す所となり行程一萬五千哩約一ケ年にして七月中旬長崎へ帰着。別府温泉で静養中此程全快したるを以て発し、二十七日午後四時十五分東京駅着の汽車にて上京せるが是より先日本力行会員は旋旗を東京自転車組合は旭日の歓迎旗を振翳して歓迎者二百名を越えたるが菅野氏当日の扮装は詰襟カーキー色の夏服に同色のヘルメット帽を頂き身長六尺に近き大男にて東京駅に降車するや直に自転車にて宮城前に到り陛下の万歳を唱え旅程の報告を為し終わって日比谷公園音楽堂前にて出迎者一同を前に簡単なる挨拶を陳べ園内松本楼の歓迎会に臨み主客歓談を交換して七時半散会せり。


posted by wakabayashi at 23:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

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